こんな寒い日は
ブルブル震えてしまいますね
なぜ寒いと震えるのでしょうか?
今回はHonoka.整骨院からそんなお話です
体温は、その産生の仕組みから
ふるえ熱産生
と、
非ふるえ熱産生
に大別されます
ふるえ熱産生では、寒冷刺激で誘発される寒冷ふるえが代表的となっています
これは、寒さを感じたとき、体がブルブルっと震えて、体を温めようとするときにみられます
一方、非ふるえ熱産生は、筋肉トレーニングをしたり、作業したりした場合や、代謝によって、生み出される熱になります
ふるえ熱産生
ふるえ熱産生では、筋肉が小刻みに収縮して熱を生み出しています
これらのふるえ運動は、熱を効率的に産生することができます
また、体外への仕事がない分、対流による熱放散も小さくなっています
非ふるえ熱産生
非ふるえ熱産生は、筋運動や労作時のほか、代謝亢進時に生み出される熱になります
人の熱産生器官は、筋肉のほか、肝臓、心臓、肺、脳、腎臓などになります
これらの器官では、全ての細胞レベルにおいて、ミトコンドリアが大きく関わり、熱が生み出されています
因みに、日中は、ホルモンの影響によって、基礎代謝が10~15%促進されて、体温が1~1.5℃上昇します
一方、夜間は、これらのホルモンの分泌が抑えられ、逆に、インスリンやセロトニンといった代謝抑制ホルモンの分泌が盛んになります
このため、夜の半ばから早朝にかけて、代謝が減少し、体温が低くなります
このように様々な身体の機能により体温は維持されているのですね
体温産生のしくみ
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